代表あいさつ

国立病院機構保育士協議会のホームページをご覧くださり感謝申し上げます。
当協議会で会長を務めております古賀聖子と申します。

当協議会のホームページは、会員の皆様にはもちろん、協議会に関係する方々や保育士を目指している方、興味を持ってくださった皆様、幅広い方々に閲覧していただけることを目指しております。

国立病院機構の保育士はセーフティネットの分野を中心に配置されています。重症心身障害、筋ジストロフィーを含む神経筋難病)、医療型障害児入所施設、在宅支援では、通所支援事業、放課後等デイサービス、児童発達支援、短期入所事業(ショートステイ)、居宅訪問事業など、小児病棟や児童思春期病棟では、小児慢性疾患、NICU・NICU後方支援、GCU、虐待児、不登校児、摂食障害、発達障害など、各事業に対応しています。

「日中活動支援(療育や保育含む)」では、行事やイベントの企画・運営、余暇等、「相談」ではコミュニケーションや家族支援業務、「日常生活支援」では、生活に潤いと季節を感じられるよう環境づくりを行い、福祉職として支援業務を担っています。私たち保育士は、生涯発達の視点に立ち、発達年齢・生活年齢・身体機能、障害特性に応じて、利用者の方々の身近な存在として寄り添いながら関わっています。また、近年急増する在宅の医療的ケア児やその家族への支援も今後ますます地域社会から求められると考えます。

世間ではほとんど制限を感じない生活環境になってきましたが、患者、利用者の方々は、現在も感染対策で制限された生活環境が続いている方が多数いらっしゃいます。保育士は、他の職種と共に生活の質が落ちないよう、ご家族はもちろん地域とのつながりを大切にしながら、個々人のニーズに合わせた支援を展開しています。

感染対策や震災等、心が痛むことが続きますが、当協議会は会員の皆様と共に、どのような状況下にあっても前に進む姿勢を忘れずに、役員を中心に誠心誠意協議会活動を遂行して参りますので、今後ともご支援ご協力の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和6年8月

独立行政法人国立病院機構
全国保育士協議会
会長 古賀 聖子

全国保育士協議会とは

私たち「国立病院機構全国保育士協議会」の会員は、北海道から沖縄までの独立行政法人国立病院機構に勤務する保育士です。病院の中の保育士とは?と疑問に思われる方も多いと思いますので、当協議会の紹介と、現場の保育士の活動を紹介します。

「国立病院機構全国保育士協議会」とは?

「発達的視点に立った療育の実践とQOLの向上を目指した生活支援」を掲げ、学習会や支部会を研鑽の場として保育士の資質の向上を目的に活動を続けています。

会員の概要

令和6年度7月現在

会員在籍病院数:83施設
会員数:298名

保育士の活動の場は、重症心身障害、筋ジストロフィーなどセーフティーネット分野や、医療的ケアが必要な方の受け入れが出来る通所支援事業や短期入所、小児病棟、児童思春期病棟と多岐にわたります。業務はすべての分野において保育活動や療育活動を通して日中活動の充実や発達保障、QOLの拡大に向けて取り組んでいます。利用者の一番近い存在であり生活を支えるために、情報を発信し、共有しあうことで資質を向上させ、専門性を発揮できるように努めています。

協議会の活動

  • 総会及び学習会を、オンラインにて年1回開催しています。
  • 全国6支部に分けて、それぞれ年1~2回の支部会研修会を行っています。
    • 北海道東北支部
    • 関東信越支部
    • 東海北陸支部
    • 近畿支部
    • 中国四国支部
    • 九州支部

発行物について

会報を年1回発行しています。内容は学習会・講演、支部会の講演・研究発表、他会での発表などです。

当協議会発行書

  • 「独立行政法人国立病院機構全国保育士協議会倫理綱領ガイドブックパンフレット版」
  • 「医療現場の保育士と障がい児者の生活支援」生活書院より、平成22年5月発行(2010)
  • 改訂版「医療現場の保育士と障がい児者の生活支援」生活書院より、平成25年5月発行(2013)
  • 三訂版「医療現場の保育士と障がい児者の生活支援」 生活書院より、平成30年5月発行(2018)
  • 冊子:「超重症児保育マニュアル」「反応の捉えにくい患者へのアプローチ法」「別冊 遊び集」

運営について

会員による会費で運営されています。

ホームページについて

会員間の情報の収集と発信、全国保育士協議会内情報の蓄積のためホームページを運営します。

国立病院機構の保育士

利用者に近い立場で、きめ細やかに状態やニーズを把握し、個別支援計画や日中活動支援の充実に繋げることができるスペシャリストとして、日々の活動の中で倫理綱領に基づいた視点から研究課題や達成目標を設定し、研究・実践を行っていくことが必要となります。

研究・実践の成果を病院内外へ発表することで、保育士の存在や活動をアピールしていくことも大切なことです。

医療チームの中における福祉職としては、専門性を発揮することで業務を確立し、多様化するニーズに対しても分野を問わずに対応し、保育士としての基盤を広げます。

当協議会の目的

重症心身障害・神経筋・小児科・児童思春期等の病棟に入院している利用者や患者の発達の促進と福祉の増進をめざし、調査研究を行うとともに、会員保育士の資質の向上並びに地位の向上を図ります。

当協議会の会員

独立行政法人国立病院機構等に勤務する保育士として、当協議会の目的に賛同し入会した人とします。

役員紹介

役員紹介はこちらをご覧ください。

概要

名称独立行政法人国立病院機構 全国保育士協議会
代表者名古賀 聖子
住所〒842-0192  佐賀県神崎郡吉野ヶ里町三津160
Googleマップで開く
会費常勤職員 3,000円
常勤職員以外 900円

情報公開

※会員向け資料は会員限定ページに掲載しています。

入会案内